こんにちは。
8月もそろそろ終わり。
しかしまだまだ暑い日は続きそうですね。
さて、今回のテーマはずばり「成功している経営者」
ということでおそらく経営者の皆さんが一番と言って良いほど
興味のあることだと思います。
一口にそうは言っても業種によって営業の仕方が異なったり
色々な要因があったりしますが、
成功している経営者の方に共通して言えることがあります。
それはずばり「自分の会社のことをしっかり把握している」ということです。
一見、当たり前のように聞こえますが意外と難しいことです。
例えば月ごとにいくら利益が出ているか把握できている経営者は少ないです。
利益は売上だけを把握していてもダメです。
毎月、帳簿を作成しなければ利益はわかりません。
例えばある月の売上が100円だとします。
それに対する費用が80円だとすると利益は20円になります。
同じ売上で費用が120円だと利益どころか損失が20円になってしまいます。
このように同じ売上でも費用がいくらかかっているかによって利益が変わってきます。
売上は去年よりも上がった。
でも実際に利益を出してみると去年より少なくなっている。
このような状況に気付けるか気付けないかは経営者として大きな差です。
こう考えると利益を把握していなければ自分の会社のことをしっかりと
把握しているとは言えないと分かりますね。
取引数の少ないうちから、利益を把握するクセを身に付けておくと
会社が成長期に入った時にも慌てることも無いでしょう。
しかし、帳簿を作成するといってもきちんとやるためには、
慣れていてもそれなりに時間はかかってしまいます。
今までほとんどやっていなかった人がいきなりやると
何をして良いか分からないと思います。
まず大事なことは、起業当初からきちんと帳簿を作成することを
「当たり前」だと思うことです。
そうなるとやはり一人で試行錯誤するには無理があるので
自然と税理士の関与が必要になってきます。
こうして税理士に指導してもらいながら作成した書類は社会的信用も高いといえます。
例えば、日本政策金融公庫や信用金庫、銀行など融資の相談をした際に、
税理士の利用を勧められるのにはこのような理由があるのです。
「自分の会社の数字すらしっかりと把握できていない経営者が、
借入をした資金を返済することが出来るのだろうか?」と、思われてしまうわけです。
「帳簿は税理士事務所に見てもらっていますので完璧です!」
と言えた方が随分と印象が良いですよね?
税理士事務所には決算の時だけではなく、毎月直接会社に来てもらい、
指導してもらいながら正しい帳簿を作成して行くための指導を受けることをお勧めします。